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いきいきいきよう!

明るく楽しく美しく、生き生き生きるをモットーに、皆さんと情報交換できたら、嬉しいデ~ス。 愛犬キャロもヨロシク!  前記事はhttp://ikiikiikiyou.naganoblog.jp/  since2009年9月5日

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ブエルタ・ア・エスパーニャ 第20ステージ 中年の☆ホーナー

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ブエルタ・ア・エスパーニャが創設されてから78年、グランツールが誕生してから110年。2013年9月15日の夕刻には、1922年に36歳でツール・ド・フランスを制したフィルマン・ランボーを越える、史上最年長のグランツール勝者が誕生しました。
41歳と325日のクリストファー・ホーナーが、「自転車界のオリンポス」で、グランドチャンピオンの仲間入りを果たしたのです。
やはり、スポーツは歳ではないですね。
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3週間の果ての、最終決戦となる第20ステージには、3大ツールで1、2を争う激坂アングリル、地元の人々が「エル・インフェルノ(地獄)」と恐れる12.2kmの超激坂があります。
前夜にわずか3秒差の総合2位へと陥落した水色のジャージのヴィンチェンツォ・ニーバリが、この激坂で赤いジャージのホーナーに勝負のアタックを何度もかけます。
20%の「天竺ネズミ」ゾーンで1度、23%超の「山羊」ゾーンで数度。畳み掛けるように、力を振り絞ってニーバリはスピードを上げました。

ニーバリ談「アングリルでの最初のアタックは、ホーナーをテストするためだった。ボクについてこれる脚があるかどうかを、見るためだったんだ。それから、フィニッシュラインが近づいてきてからは、彼を倒すために、何度もアタックをかけた。何度も、何度も。ある時点で、ホーナーを見たときに、ひどく苦しんでいるようだった。だから、もしかしたら行けるかもしれないと思ったんだ……。でも、ボクだって苦しんでいた」

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28歳のニーバリの攻撃に、41歳のホーナーは何度でも耐え切りました。どんなに引き離されても、すぐに追いついてきました。優勝候補のバルベルデやロドリゲスは、いつの間か、力尽きて消えていったというのに。あと1ヶ月もすれば42歳となるホーナーは、決して崩れることはありませんでした。それどころか、21%超の「エル・アヴィル」ゾーンで、逆に強烈なアタックを打ち返してきたのです!

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ホーナー談「ニーバリが6回アタックしてきたって? ボクにとっては、10回とか20回とか、そんな気がしたほどだよ。彼は凄いショーを見せてくれた。ソファーに座って眺めていたら。どんなに面白かったことだろう。ファンにとっては、信じられないような光景だったはずだ。ペダルストロークのひとつひとつを、楽しんでもらえたかな」(ホーナー)

そう、こんなに面白いステージはないというほど歴史に残る名バトル、しっかりソファーに座って眺めさせていただきました。

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第20ステージの区間優勝をしたのは、小さな小さなフランスのヒルクライマー、ケニー・エリッソンド。
169cm・52kgの超軽量のエリッソンドは、次々と逃げ集団が脱落していく中で、最終峠アングリルの中腹に差し掛かると、メイン集団から追いつかれないように必死に、神秘の山の霧の奥深くへ、たった1人で突き進んでいきました。

エリッソンド談「あまり状況がつかめなかった。文字通りの五里霧中で、何も分からなかったからね!激坂では、壁に突っ込んでしまうような、そんな錯覚を抱いた。これはきっと、誰にとっても同じことだったと思う。追いつかれてしまうんじゃないかと、怖かった。冷静ではいられなかった」

上体を揺らしながら、必死で、22歳の若者は逃げる。ほんの数キロ後方……いや、たったの数百メートル背後では、すでに、マイヨ・ロホを巡る仁義なき戦いが勃発していたのだから。山の麓で保持していた5分のリードは、急速に縮まっていく。

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エリッソンド談「アングリルのファンたちの熱気が、後押ししてくれたんだ。差は1分20秒ほどだと考えていたけど、まるで確かじゃなかった。ただゴール直前の軽い下りで、ニュートラルサービスカーが自分の後ろについているのが見えた。そこで、ああ、ボクが勝ったんだな、と理解した。ただただ信じられない。アングリルっていうのは、……伝説的な山だからね」

両腕を精一杯大きく広げてエリッソンドは、人生でいちばん大きな勝利をつかみとったのです。全ての苦悩と追いつかれる恐怖から解放された瞬間に、エリッソンドの目からは涙が溢れていました。ゴールでの差は1分20秒ではなく、実はわずか26秒でした。

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20歳年下の小さなエリッソンドに続いて、ホーナーは2番目に山頂に飛び込みました。そして、ついに総合2位のニーバリと28秒差で、総合争いを締めくくったのです。ゴール直後には酸欠状態で、足腰が立たなくなるほど、ホーナーはエネルギーの最後の1滴まで使い切りました。チームスタッフに両肩を抱えられ、よぼよぼと歩いたけれど、その顔は幸福で輝いていました。

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ホーナー談「ボクのような年齢の男がグランツールを勝つなんて。きっと皆さんが生きている間は、もう2度とお目にかかれないようなことだろうね。それに、この年になると、明日まで待たずとも、しみじみと感慨にふけることができるようになるものさ。これがどれだけ美しいことなのか、十分に理解してる。ニーバリが仕掛けてきた戦いは、華々しく、そして激しかった。あれほどの濃い霧の中で、体の深部から力を振り絞らなきゃならなかった。だからなおのこと、素敵だよね。ニーバリやバルベルデ、ロドリゲスといった偉大なるチャンピオンと戦って総合を手に入れたことは、ボクにとって大きな意味を持つんだ」

ブエルタ・ア・エスパーニャ2013 第20ステージハイライト
http://youtu.be/h_UXqECbBWg


ツールド・フランスも最高ですが、ブエルタ・ア・エスパーニャは信じられない激坂の闘いなどあって非常に面白いレースが楽しめましたね。
そして総合優勝マイヨ・ロホの座を勝ち取ったホーナーは、まさしく中年の☆です。
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